いろんなサイトでライフプラン診断をしてみたら、結果が違いすぎて愕然とした話
こんにちは。ファイナンシャルプランナーRayamです。
今度知り合いにプチ講座をお願いされたので、それ用の資料を考え中。
時間的にそれぞれの方がキャッシュ・フロー表を立てるところまでは行けなそう。
自分で作ったライフデザインを元にキャッシュ・フロー表を作る事ができる、わかりやすいサイトを紹介するため、どこのサイトが使いやすいのか検証してみました。
- 検証にあたり使用した条件
- ① 日本FP協会 ライフプラン診断
- ② ゆうちょ銀行 ライフプランシュミレーション
- ③ 全国銀行協会 ライフプランシュミレーション
- ⑥ 金融庁 ライフプランシュミレーション
- ⑤ 松井証券 将来シュミレーター
- まとめ:結局どこのサイトでシュミレーションするのがいいの?→本気で考えるなら自力でやるかFPに頼むのがオススメ!
検証にあたり使用した条件
できるだけ診断結果が同じになるよう、条件を設定します。
- 世帯主 30歳 年収500万(退職金あり)退職60歳
- 配偶者 30歳 専業主婦
- 子供は2人 2年後と4年後に誕生
- 学校は大学のみ私立(自宅から通学)
- 現在の貯蓄額 300万
- 生活費 20万
- 家賃10万(一生賃貸)
- マイカー購入なし
- 旅行予定なし
- 老後資金の入力がある場合は各サイトで入力されている金額を使用
※各サイトで入力項目が全く違うので全く同じ条件では診断できていませんのであしからず。
① 日本FP協会 ライフプラン診断
質問内容
- 世帯主の年齢・職業
- 配偶者の年齢・職業
- 子供の人数
- 世帯年収
- 生活費・住居費
- 現在の貯蓄額
質問は9問だけ。
自分に近いものをタップしていくだけなので30秒あれば診断が完了します。
かなりお手軽です。
子供の年齢や誕生予定を入力する欄はないので、お子さんが大きい方にはあまり合わないかもしれません。
日本FP協会の診断結果…84歳までは安泰!
ライフプラン上で気になるポイントと年齢が書かれているので、結果のグラフはかなりわかりやすいです。
② ゆうちょ銀行 ライフプランシュミレーション
質問内容
- 世帯主の年齢・職業・年収・退職予定年齢
- 配偶者の年齢・職業・年収・退職予定年齢
- 子供の人数・公立or私立・自宅or下宿・配偶者の働き方
- マイホームの予定・ローン額
- マイカーありなし
- 現在と老後の生活スタイル(3段階)
それなりに入力する場所はありますが、基本的にはわかっている数字を入力するだけなのでそんなに手間ではありません。
ゆうちょ銀行の診断結果…現役時代は安泰。70歳で赤字に転落
結果はグラフが表示されるだけなので、ちょっと分かりづらいですね。
何が問題なのか、自分で入力したライフプランと見比べて考察する必要があります。
老後の生活スタイルは3段階中真ん中を選んだんですが、これでは問題があるようです。
③ 全国銀行協会 ライフプランシュミレーション
質問内容
※くわしくシュミレーションバージョン
- 世帯主の年齢・年収・貯蓄額
- 配偶者の年齢・年収・貯蓄額
- 子供の人数・公立or私立・自宅or下宿・配偶者の働き方
- マイホームの予定・購入額
- マイカーありなし・海外旅行予定
- 現在の生活スタイル・本人の性格について(2段階)
- 退職年齢・老後の収入額・生活費
性格についての質問があるのが特徴。
現在の生活費は入力する欄がないのに老後の生活費を入力する欄があるのは不思議。
ちなみにきほんシュミレーションは質問数が半分以下です。
全国銀行協会の診断結果…50代前半からほぼずっと赤字!
家族の年齢が書かれているので、なんでマイナスに陥っているのかは想像が付きやすいですね。
トボトボ歩いている青年が悲壮感を掻き立ててくれます。
⑥ 金融庁 ライフプランシュミレーション
ライフプランシミュレーション : 金融庁
さすが金融庁。
最初のページはびっしり注意事項が書いてあります。固すぎてやる気なくすわぁ~
質問内容
- 世帯主の年齢・職業 ・退職金の有無
- 配偶者の年齢・職業 ・退職金の有無
- 子供の人数
- 世帯年収
- 生活費・住居費
- 貯蓄額
日本FP協会を参考にしているだけあって質問はたった12問。
ちょちょっと入力するだけですぐ診断結果がでます
⑤ 松井証券 将来シュミレーター
松井FP~将来シミュレーター~ | スマートフォン向け | 松井証券
質問内容
- 夫婦の年齢・結婚した年
- こどもの人数・いつ誕生か
- 世帯主の年齢・年収・退職年齢・退職金額・貯蓄額
- 配偶者の年齢・年収・退職年齢・退職金額
- 賃貸or持ち家・家購入予定はいつか
- 支払い保険料・生活費
質問の数はそれなりですが、スマホ形なのも合って直感的に操作しやすいです。
はじめに5ページの基本的な質問に答えたあと、
学費・習い事・仕送り、親の介護費用まで詳細を追加できます。
平均的な費用が勝手に入力されるので、かなり使いやすいですね。
松井証券の診断結果…40代前半から75歳までずーっと赤字!!
うーーん。ここのサイトは教育資金を考えるというよりは老後資金を考えるサイト何でしょうね。
グラフに一切金額が入っていないのでどれぐらいのマイナスになるのか読み取りづらいです。(グラフをクリックすれば金額は表示されます。)
せっかく色々詳細が設定できるのに…もったいない!!!
PCでの診断結果はPC版の表記にしてもう少しグラフを詳しく見たいですね。
まとめ:結局どこのサイトでシュミレーションするのがいいの?→本気で考えるなら自力でやるかFPに頼むのがオススメ!
もう、サイトに寄って結果が違いすぎてどこのサイトも信じられない!!
きちんと自分の家計を見直そうと思っている方はコープ共済のキャッシュ・フロー表と文科省の学習費の表(下記)を使って自力で作るのがいいんじゃないかとすら思う。
ここらへんはまたいつか別記事で書きましょうかね。(需要があれば)
自力でできないけど本気で見直したい方はプロにお願いしましょう!
…お、お願いされれば私でもやりますよ!(ドキドキ)
うーーん、これじゃ30分の講座じゃ終わらない!困ったねえ。